私、インドの選挙に出たことがあるようです

From 山極毅

 

(この写真は、今日のテーマに関連しています)

 

最近、Googleに広告を出すようになりました。

 

無料の動画セミナーとか、人的資本関連のレポートの告知等で使っています。

 

Google広告のメニューを見ていると、「動画広告」というものがあったので、

試しにやってみようと思って広告を出稿したのです。

 

以前に公開した「会社にとって大切な社員の見つけ方」という動画の視聴回数を

増やそうと思って、リンクを貼って広告を作成しました。

 

(その動画はこちらです。)

 

さて、広告を申し込んで2時間くらい経過した時に、

Google広告メニューの右上にアラートが出ていました。

 

何だろう?と思ってみてみたら、そこには衝撃の通告が書いてありました。

 

――――――――――――――――――
不承認 広告は次のポリシーに違反しているため掲載できません。

 

・インドで選挙広告を掲載するための事前証明書要件

 

・インドの選挙広告 日本では許可されません。
――――――――――――――――――

 

えっ?なんで私がインドの選挙に出ることになったんだ???

 

おそらく、冒頭の写真、私の顔があまりにも日焼けしすぎていたこと。

 

そして、左上の人形が選挙写真のように見えたのかも知れません。

 

 

しかし、広告文のどこを見ても、

インド、選挙、投票、一票、のような言葉は書いてありません。

 

(なによりも日本語で書かれていますし。。。)

 

ひょっとして、この動画をインドの選挙広告だと判定したのは、

GoogleのAIなのではないか?

 

AI大丈夫か?

 

と考えてしまいましたが、どう考えても腑に落ちません。

 

 

Googleの広告サポートチームに連絡しましたが、担当者が忙しくて

今日中に対応できません、というつれない返事が返ってきました。

 

それではということで、もう少しGoogleの広告ポリシーを調査してみよう、

と思いましてたどり着いたのがこちらの文章でした。

 

 

“インドの選挙広告とは、Lok Sabha(下院) または

Vidhan Sabha(州議会) 議会の政党、候補者、現職議員を取り扱う広告、

あるいは Lok Sabha または Vidhan Sabha 議会の政党、候補者、現職議員が

配信するすべての広告を指します。

 

 

なお、非政治団体が T シャツなどの政治的なグッズを宣伝する広告や、

報道機関が政党、Lok Sabha または Vidhan Sabha 議会の選挙活動、候補者、

現職議員に関する自社の報道を宣伝する広告は、選挙広告と見なされません。

 

インド国内で選挙広告の掲載を希望する場合は、

以下の要件を満たすことが求められます。(以下略)”

 

 

これを読む限りは、GoogleのAIは私の顔をインドの下院議員、

または州議会議員の誰かと誤認し、その議員が

日本で選挙広告を出そうとしている、と解釈しているようです。

 

 

実は、AIに画像を誤認識させるのは、

意外に簡単にできるという実験結果があるようです。

 

人間にはどうみてもパンダにしか見えない画像ですが、

ある細工をするとAIはテナガザルと認識するらしいのです。

 

 

2、3年前は、HRテック(人事の情報技術)といえばAIで評価とか、

AIで人事とか、かなりイケイケな状況でしたが、

最近の動向を見る限りかなり下火になってきたようです。

 

人事評価とか面接は、正しさと同時に納得性が大事です。

 

人間の気持ちを考えればあたりまですが、

効率性ばかりを優先すると納得できない展開も増えてくるのでしょう。

 

 

さて、このメルマガを書いている本日時点では、

まだこの問題は解決しておりません。

 

もう少し経つと何か進展があるかも知れません。

 

世界の最先端企業Googleが、なぜ私をインドの政治家と考えたのか?

続報をお待ちください。

 

 

山極毅

 

 

P.S.

ISO30414(人的資源の情報開示基準)に関連して、

役に立ちそうなレポートを作成してみました。

 

このようなページも広告に出したりしています。

 

(この広告は、無事に審査通過しておりますよ。)

 

https://keieijinji.co.jp/lp/hcr/starbucks/main

 

 

P.P.S.

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます ^ ^

 

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