活躍できるのはどんな人?(経営人事メールマガジン)
From:山極綾子
温かいコーヒーに、雑誌や絵本の飾られた本棚。
綺麗なお姉さんがカウンターの奥に笑顔で立っていらっしゃいます。
お散歩していた私の前に現れた、“こだわりコーヒー”の立て看板。
コーヒー好きとして、新しいコーヒー屋さんの開拓は欠かせません。
少し時間もあることだし、入ってみようか…。
そしてお店の中を覗き込んだ私の目に飛び込んできたのは、クルマでした。
ん?あれ?
カフェじゃないの?
看板をみたり、クルマを見たり。
少しばかり混乱しながら、きょろきょろと挙動不審になっていました。
すると店内からお兄さんが現れて、
悩む私に「よろしければ店内だけでもご覧になってください」と声を掛けます。
そういわれると断れないのが人の性。
大好きなクルマもあることですし、とりあえず入ろうか…と思ったのが最後、
気付いたらカフェオレを頼んでいました。
実はこのカフェ、北欧の自動車メーカー、ボルボのカフェなのです。
カフェオレを待つ間店内を見渡すと、そこには冒頭の、本棚が。
子供が読むために置いてあるのだろう絵本や、クルマに関する雑誌。
そして一番目立つところに置かれていたのが、
『最高の顧客が集まるブランド戦略』という書籍でした。
写真の左上の本です。
「雑誌などお読みになりますか?ボルボが特集されていたページもご覧になれますよ!」
本棚の説明をしてくれたお姉さんはこのように言っていたはずです。
それなのになぜ、ビジネス書?
なんとその本は、ボルボ・カー・ジャパンを再生した社長のお話だったのです。
せっかく美味しいカフェオレもいただいたことですし、少し読んでみようか…と読み始めたのですが、
一気に最後まで読んでしまうほど、とても面白い本でした。
特に、とある節のタイトルが気になりました。
【トヨタで埋もれた人材がレクサスをCSナンバーワンに押し上げた】
トヨタは日本が誇る自動車メーカーであり、レクサスはトヨタが展開する高級ブランドです。
詳細は割愛しますが、レクサスの日本進出の際、トヨタで“あまり結果を出せていない”社員を抜擢し、レクサスの店舗を任せたのだそうです。
そしてその結果、レクサスはCSナンバーワンの座を維持するほどの成功を収めています。
トヨタとレクサスでは、展開する商品のラインナップも変われば、戦略も全く違っています。
必要とされる能力は、同じではなかったのです。
ふらりと入ったカフェの中で、
環境が変わり、求められるものが変われば評価が変わること
そして、適切な評価に基づき事業を進めていくことで成果が出る
という一つの成功事例を見つけることが出来ました。
山極綾子
P.S.
レクサスの事例では、現場で必要とされる(と予測される)能力を明らかにすることで、
評価基準を見直し、成長につながる配置が可能になっています。
適切な評価を行うためには、どんな人材が必要とされているのか、
活躍が見込める人材はどのような人物なのかも合わせて、明らかにする必要があります。
評価方法だけに着目した改善では、限界があるのかもしれません。
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【経営人事メールマガジン】
発行責任者: 山極毅(株式会社経営人事パートナーズ)
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