トマトの食べ頃が分かるようになると年収が上がる、という法則
From 山極毅 @丸の内のオフィスより
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今日はメルマガで、AIエンジニアの採用についてお話ししております。
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さて、以下本編です。
弊社のAIエンジニア(山極綾子)より、
AIや機械学習に関連するトピックをお送りしていますが、
人材採用の世界でも、AI(人工知能)を扱えるエンジニアの活躍可能性に
期待が寄せられています。
2021年2月の農林水産省の資料に出ていたいのですが、
パナソニックと共同でトマト収穫ロボットなるものが開発されているようです。
良い感じに熟れたトマトを認識し、高速・高精度でトマトを収穫してくれるとか。
この時AIは、経路や順序まで的確に判断してくれるとのことです。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/attach/pdf/index-158.pdf
このトマト収穫ロボは、10秒で1個のトマトを収穫し、
かつその作業を8時間連続で続ける能力を目指して開発されているらしいです。
このような話を聞くと、人手不足に悩む経営者の方は
色々と感じるところがありそうです。
AIエンジニアを一言でいうと、ビジネスの課題をAIで解決する専門職種です。
さまざまなデータをAIに与えて学習させる機械学習エンジニア、
データ解析にもとづく施策立案を担うデータサイエンティスト、
細分化すると他にもいくつかの職種に分かれているかも知れません。
AIエンジニアには、PythonやJavaScriptといったプログラミング言語に加え、
IoTに関する知識と技術、
加えてプロジェクトマネジメントや、
複数のメンバーで仕事をする際のリーダシップも求められます。
かなり、難易度の高い職業になりそうです。
もし、このような最先端技術を持つ人材を採用して
活躍してもらえるようになると、
社会に大きく貢献するサービスを提供することが出来るようになるでしょう。
その先には、企業間競争での優位性確保というオプションも見えてきます。
理系人材向けサービスを運営するアスタミューゼの求人調査
(2019年2月1日~2020年1月31日)によると、
AIエンジニアの年収レンジ(求人に掲載された給与額の幅)は、
下限が平均495.6万円、上限が平均914.3万円とのことでした。
AIエンジニアの年収レンジの下限が、日本人の平均年収(国税庁算出)を
上回ったという事実を知ると、このような職種で人材争奪競争が起きるのは、
避けられないことでしょう。
日本ではこれまで、終身雇用制+年功賃金制をベースとした人事評価と
報酬制度が展開されてきました。
当然ながら、年功序列制度のもとでは、
スキルを持った人材であっても高報酬を獲得できません。
仮に新入社員が長年働いてきた先輩よりも高収入になるような
ケースが出てくれば、現実の現場でどのようなことが起きるのか、
ちょっと想像しにくい面もあります。
この辺りは、本当に扱いが難しい。
高度なスキルを学んでも給与が低ければ、
今後重要とされる職種を目指す方も少なくなってしまうでしょう。
こういう背景があり、ついに新卒におけるジョブ型の導入が
提案され始めています。
新卒一括ポテンシャル採用のもとでは、AIエンジニアの給与も
新卒横並び設定されるケースがほとんどですが、
そろそろ個別設定されるケースが出てきました。
一方で不安な点もあります。
新卒採用は、そもそも学校を卒業したばかりの人材を募集します。
新卒の段階で高度なスキルを持つ人材の獲得は可能なのか?
採用前に専門スキルを定めるジョブ型雇用と、これまでポテンシャル採用が
慣例となってきた新卒採用のバランスはどのように取っていくのが良いのか?
新卒採用におけるジョブ型の導入について、
こちらの動画で解説しましたのでご覧ください。
山極毅
P.S.
メンバーシップ型雇用時代に採用したベテラン層と、
特定領域での高いスキルを持つジョブ型人材の両立させる時には、
最近始まった人材マネジメント基準の標準化が必要になりそうです。
限定20社向けに、無料動画セミナーを公開しています。
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P.P.S.
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