なぜ物はなくなってしまうのか

From:山極綾子

 

 

あれ!?

 

さっき「カチャ」って音が鳴ったのに。

 

だからきっと、この下のところにあるはずなのに。

 

スマホで光を照らしてみても、マットをひっくり返してみても、見つからない。

 

探し物は何ですか~♪見つけにくいものですか~♪状態ですが、

踊っている場合ではありません。

 

穴が安定して初めて付けたピアスの、

留め具部分(キャッチャー)がどこかに行ってしまったのです。

 

 

ただ、不幸中の幸いとして、無くなったのはあくまで留め具でした。

 

正面に見える、飾りの一番大事な部分は手元に残っていたのです。

 

留め具は他のピアスとも併用が出来るため、悲しい気持ちになることを除けば、

特に問題は起きません。

 

代わりがあるって大事なことですね…。

 

 

ところで、あなたはものを良く無くす方でしょうか?

 

私は悲しいことに、本当によくものを無くしてしまいます。

 

もう、無くしやすい性格なのだと半分諦めています

(それがどんな性格かはわかりませんが)。

 

ある意味、弱点です。

 

 

弱点と言えば、どんな機械学習の手法にも弱点があります。

 

例えば有名な深層学習、ディープラーニングは、表現力が高すぎるゆえに

上手く学習が出来なかったり、与えられたデータに過剰に適合してしまったり。

 

1人の天才より100人の凡才が集まって多数決をしようとする

「アンサンブル手法」は、精度は高いもののその中身がよくわからなかったり。

 

そして、多くの場合、それら弱点を克服する形で、新しい研究が出来上がったりします。

 

 

タイトルの「なぜ物はなくなってしまうのか」。

 

その理由がきちんとわかれば、研究のように、対策を考えて、

新しい発想につなげることができるかも...と期待してしまいます。

 

 

山極綾子

 

 

P.S.

一見弱点が無いように見える素晴らしい手法にも、

問題を絞ると課題が見えてくることがあります。

 

一方で、あまり使えないと思われていた手法が、

特定の条件下や、あるものと結びつけば、とても有用であると気づいたり。

 

人間もAIも、その評価は一概には語れないのだなあ、などと考えながら、

物を探す今日この頃です。

 

 

P.P.S.

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