頑張れパソコン

From:山極綾子

 

 

データ分析が、さくさく出来たらとても嬉しいと思いませんか?

 

いつもそう願って、パソコンを見守っているのですが、

さくさく出来たためしがありません。

 

 

色々パラメータ調整したり、そもそも適切なモデルを考えたり・・。

 

それらに時間がかかることももちろんなのですが、一番の困りごと、

それは計算に時間がかかることです。

 

一度でうまくできないことがほとんどなので、

トライ&エラーを繰り返したいのですが、

 

「トライ」の段階で、1時間以上かかることがざらにあるのです。

 

 

先日も、丸一日かけて行った結果に、不具合を見つけてしまいました。

 

かなり悲しい…

 

うそでしょ?と独り言ちながら、訂正を繰り返します。

 

 

このPC、頭が4つ(確か)あって、高性能なはずだけど、

それにすごく負荷をかけて頑張らせます。

 

ごめんね。

 

使う側がふがいないばっかりで…

 

 

データ分析、AIのすごいパワーで、あっという間に出来る!と思われがちですが、

実際は手間と時間がかかることが多々あります。

 

例えば、数年前にニュースになった、Googleが猫をみわけるAIを作成した時も、

 

Googleの保有する最先端コンピュータと、

最高の頭脳による効率化をもってしても、1週間かかったそうです。

 

 

と思いきや、画像加工アプリなどは、一瞬で人の顔を識別することもできます。

 

目はどこか?鼻は?唇は?輪郭は?といったパーツを見極め、

加工することすらお手の物です。

 

どうして時間がかかったり、かからなかったりするのでしょうか。

 

 

それは、機械学習が、ルールを学習するフェーズと、

それを活用するフェーズに別れていることが関係してきます。

 

ルールを学習するためにかかる時間が、かなりかかることが多いのです。

 

そして、それにかけられる時間やリソースも、企業によって異なります。

 

例えば、営業時間中に得られたデータを、

次の営業開始までの限られた時間で分析したいのか?

 

それとも、一週間かけて、期末レポートの形にすればいいのか?

 

意外と知られていないことですが、そういったところでも、

機械学習の活用には様々な制約が存在しているのです。

 

 

どんなことが得意で、どんなことが苦手なのか。

 

すぐできることは何で、逆に時間がかかるのはどの部分か?

 

それらを把握しなければいけないのは、

人間もパソコンも変わらないのかもしれません。

 

 

山極綾子

 

 

P.S.

色々なデータ分析企業が、人事のデータの分析に乗り出しています。

 

本当に必要な部分の分析に時間をかけているか?

 

人事のプロではない彼らには、どこが本当に重要な場所なのか、

伝わらないこともあるかもしれません。

 

依頼する側にも、ある程度の機械学習の知識がないと、

本当に有効な人事テックは実現しないように思います。

 

 

P.P.S.
最後までお読みくださりありがとうございます。

 

ご感想、ご質問などありましたら、こちらからお寄せ下さい。

 

いつもありがとうございます!

 

 

https://keieijinjipartnersytube.typeform.com/to/B8JjDrk5

 

 

—————————————————————-
【経営人事メールマガジン】
発行責任者: 山極毅(株式会社経営人事パートナーズ)
発行者住所:〒100-0005東京千代田区丸の内1-8-3丸の内トラストタワー本館20F
連絡先:https://keieijinji.co.jp/
メールアドレス: strategic-membership-program■■keieijinji.co.jp(■■を@に置き換えてください)
—————————————————————-

↓バックナンバーはこちら↓
PC: https://04auto.biz/brd/BackNumber.htm?acc=keieijinji&bid=3
スマホ・ガラケー: https://04auto.biz/brd/BNMobi.htm?a=keieijinji&b=3

↓メルマガの新規登録はこちらから↓
PC: https://48auto.biz/keieijinji/touroku/scenario13.htm
スマホ: https://48auto.biz/keieijinji/touroku/sp/scenario13.htm
ガラケー: https://48auto.biz/keieijinji/touroku/sp/scenario13.htm