若いうちの苦労は買ってでもするべき?(経営人事メールマガジン)

From:山極綾子

「初めまして、早稲田大学の山極と申します。」

土曜の朝、私はパソコンの前にいました。

というのも、社会ネットワークについての輪講(勉強会)に参加していたからです。

参加者は、関西の大学の先生に、学生、そしてとある会社のかたでした。

共同研究を通して知り合いになった方からのご紹介で、社会ネットワークに関する勉強会に参加させてもらうことになったのです。

所属する研究室の性格上、今まで機械学習やデータ分析に関する勉強会やゼミに参加したことは多数ありましたが、このようなネットワーク分析に特化したものは初めてです。

ふむふむ。

こういうところには物理学の考え方が参考になるのか…。

初日とはいえ、異なるバックグラウンドの方の意見を聞くのはとても参考になります。

初回の勉強会がつつがなく終わり、さてご飯の用意をしようかと落ち着いたところで、ふと、思ったことがあります。

なんか、私、自分からいろいろやること増やすの好きだね…?

もちろん、勉強はすきだし、そこで学べることも楽しみですし。

そこでのご縁もとても楽しみなので、自ら参加を決めました。

ですがこの勉強会は、もちろん自由参加ですから、学位にもならなければ、成績に何か追加されることもありません。

それでも、得られるものと苦労を比較して、参加することにしたのです。

学校が夏休みに入っているため、ある程度時間を取れるのでは?と思ったのですが、それにしても、我ながら自分から忙しい環境に身を置くことが好きだなあ…。

ここまで考えたとき、若いうちの苦労は買ってでもしろ、という言葉を思い出した。

…そういえば、若いって、いつまででしょうか?

何をもって若いと言えば良いの?

限られた人生の中で、少しでも自分を鍛えることはアリだと思うのですが、それにしても、いつまで苦労を買うことが有効なんだろうか?

基準が曖昧だと困ること、ありますよね。

たとえば

あなたは、直感力があるタイプです。

あなたは、こだわりの強いタイプです

えっと、それは、どのくらい?

たとえば、いまとは異なるコミュニティにいたとしたら、私の直感力は高いの?それとも、低い方?

他にも

直感力の代わりに、なにか犠牲にしてるものは?

単に言葉で言われただけでは、その教訓を活かすことが難しいことがたくさんあります。

”若いうち”っていつまでなんだろう?

直観力があるって、どういうことなんだろう?

もっと、定量的に知ることが出来れば、もっと活かすことが出来るのになあ、と思ってしまうのでした。

P.S.

「あなたのこだわりのつよさは、日本人のなかでは上位◯◯%くらいです」

「あなたは会社のなかで、上位◯◯%にはいる、周りの意見を受け入れようとするひとです」

など、数値で表してもらうと分かりやすいこと、たくさんありますよね。

そのように表現されることで、例えば、あなたとAさんの関係性もわかります。

活用の幅も、ぐんとひろがるかもしれません。

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