自分の余暇時間を思いがけず把握した話
From:山極綾子
「とっても楽しかった…!」
実は最近、5月初旬に発売されたとあるRPGのゲームに首ったけになっていました。
そして昨日ついに、メインストーリーをクリアして、エンディングを見ることができたのです。
まるで、充実した長編小説を読んでいた気分です。
ヒロインの健気さに涙して。
敵の理不尽な強さに悔しい気持ちを抱いて。
日常では得られない感情をたくさん感じることができたように思います。
クリアの余韻にも浸りきったそのあと、クリアまで何時間かかったのかと調べてみました。
現時点までのプレイ時間が見れるので調べてみると、そこに書いてある文字は
「70時間以上プレイ」
私は5月初旬から6月頭までで、70時間をゲームに費やしていたようです。
日付で置き換えれば、おおよそ25日。
一日当たり2.8時間。
なかなかのプレイ時間です。
土日だからと一日中プレイした日もありましたし、
通勤の電車の中ではほとんどやっていましたから、それだけで往復1時間。
ジムに行くのもおざなりにしてやっていたので、さもありなん、というプレイ時間でした。
ところで、この70時間という数字。
一つの指標に使えるなあと思いました。
というのも、私がねん出できる時間の最大値がそのくらいになっていると思うのです。
大体3週間でクリアしたとして、平均約23時間/週。
もちろんここからジムに行く時間もあるので、もっと少なくはなると思いますが、
「頑張れば作れる」時間の上限を知ることができました。
このように、最大でどこまでを目指すことができるのか、
を把握することはデータ分析でも同じです。
何かを予測するモデルを組み立てるとき、そのモデルでは表現しきれない誤差が必ず生じます。
たとえ私たちがその事象に対するすべての情報を知っていて、
調べる必要のあるすべての変数を知っていて、その値を見たとしても、
それでも誤差をなくすことはできません。
つまり、その予測モデルの最大の精度は100%ではなく、
誤差の分は下がってしまうということになります。
もし、これ以上精度を上げることはできないという状況まで精度を上げることができているのに、
「まだいけるはず」と効果が見込めない努力を続けていたら、それはとてももったいないことです。
機械学習でも自己研鑽でも、どこまでを目指すべきか、
事前に把握することが重要であるように思います。
山極綾子
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