From:山極綾子
「あ、山極さんって、3年目なんだね」
ふとしたときによみがえる、前職でのなんてことはない会話。
しかもこれは、あまり嬉しい記憶ではありません。
とあるタスクに一緒に取り組むことになった別部署の方から、
初対面の時に言われた言葉でした。
その相手の、仮にAさんとすると、Aさんの歳は恐らく50歳を少し超えたくらい。
部長職についている方でした。
私が当時3年目であったことは客観的な事実ですので、
そこを指摘されたことは構いません。
問題は（私がイラついたのは）、
そのことによって明らかに私のことを子供のように扱ってきたことでした。
もちろん、親子ほども年齢が離れていたため、
あるところでは子供のように見えたことでしょう。
ですが、私にも得意分野があり、
そしてそのうちのいくつかは、Aさんには難しいこともありました。
私が出来ることは、Aさんは目をつむりながらでも全部出来る。
そんなわけでもないだろうに、常に私を子ども扱いしてきたことに、
とても腹が立ったのです。
一方、同じグループの先輩であったSさんは、Aさんとは真逆の方でした。
一人一人をきちんと見ていて、年下だから、社会人歴が浅いから、
という理由だけで人を判断することは決してない人でした。
その人の肩書を見て仕事をするのか、能力もきちんと見るのか、
はとても大事なポイントなのだと感じさせられたのを覚えています。
それによって、仕事の仕方が180度変わるのだということも体感しました。
ところで、肩書と能力といえば、
最近、社員の能力を見て、能力で採用する
ジョブ型採用という言葉がそこかしこで聞かれるようになりました。
そしてその反対語としてよく出てくる言葉が、メンバーシップ採用です。
ですが実は、経営人事コンサルタントによれば、
この“反対語”というのは大きな間違いなようで．．．
こちらの動画で解説していますので、ぜひご覧ください。
山極綾子
P.S.
いくつかの記事を読んでいると、ジョブ型採用とメンバーシップ採用の両方を
組み合わせている企業がとても多いようです。
例えば、トヨタの人事制度についてもこちらの動画で解説していますので、
興味がありましたらご覧ください。
P.P.S.
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