From:山極綾子
（ディズニーランドの新しい“美女と野獣”のアトラクションに関する
ちょっとしたネタバレがあります。
もしあなたが乗るまで見たくない！と思われるならば、
乗った後にお読みいただくことをお勧めします。）
本当に、魔法みたい！
いつの間にか晩餐会のお皿も食事も全部そろってるし、
あ！あそこにはポット夫人とチップが。
美女と野獣が歌を歌い合うところもすごくロマンチック…。
今でもふと、先週遊びに行ったディズニーランドの記憶を思い出すと、
思わず幸せになってしまいます。
相変わらずのキャストさんのおもてなしや、
ミッキーたちの可愛らしさももちろんのこと、
一番私を幸せにしてくれたのは新しい“美女と野獣”モチーフのエリアと、
なによりも、そこにあるアトラクションでした。
新しくできたアトラクションは
美女と野獣のストーリーを追体験するものなのですが、
そこに使われている技術が、機械や映像美、視線誘導に至るまで、
本当に完ぺきだったのです。
その直後に乗ったスプラッシュマウンテンと思わず比べてしまい、
さらに技術の進歩を感じました。。。
（スプラッシュマウンテンは1992年からあるようです．．．
それもそれでびっくりです）
この新しいアトラクションは、使われている技術もさることながら、
そのすべてを見ているゲスト側が楽しめるように使っていたように思うのです。
本来であれば魔法で行われる晩餐会の準備を、魔法だと感じられるように、
一瞬で準備されたと思わせられるように、視線誘導をする。
美女と野獣が躍る舞踏会のシーンでは、
私たちも舞踏会の参加者のような気持ちにさせてくれるような演出。
すべての技術が、私たちを楽しませてくれるようにできているように感じました。
もしこれが、技術力をどうだ！とばかりに誇示するものであったなら。
きっとこんなに感動し、幸せを感じることはなかったでしょう。
技術力のアピールでなく、使ってくれる人や、お客さんのことを考えて
提供する必要があるのは、決してテーマパークだけに限りません。
日夜多くの研究者が、様々な観点からAI技術を向上させています。
基礎研究はもちろん重要です。
ですが、技術の進歩を人の幸せにつなげるためには、
単なる技術のアピールになってはいけない、と強く思わされました。
山極綾子
P.S.
たまに、難しい仕組みは使っているのだろうけど、
結局どう使えばいいかわからないようなサービスを見かけることがあります。
一方Google翻訳のように、
機構をよく知らなくても快適に使うことが出来るサービスもあります。
ただでさえ仕組みのわかりにくいAIですから、
せめて使い方やメリットだけでも、わかりやすくありたいものだと思います。
P.P.S.
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