何度も同じ話をしてしまうのは私だけ?

From:山極綾子

 

「そういえば、この前買い物しに行ったときにね、

いつも買ってるヨーグルトが最後の一個だったんだよー」

 

「うん、それ、この前も聞いた」

 

「あれ!?そうだっけ!?」

 

 

時々やってしまうこのやりとり。

 

一度話したことがあるはずなのに、そのことを忘れてつい、

同じ話をしてしまいます。

 

何度も同じ話を聞かされる相手には申し訳ないと思いつつ、

何かを忘れることの恩恵を受けることも多々あって...

 

 

例えば、面白かった映画を見ているとき。

 

さすがにあらすじを忘れることはありませんが、

細かい登場人物たちのやり取りなどを忘れてしまっていることが多々あります。

 

そのおかげで、何度も同じ映画を楽しむことが出来るのです。

 

そういった場合はだいたい、「主人公かっこいい!」となった直後に

「あれ、でもこのシーン見たことあったかも…」と思い出すのですが、

ちゃんと一度楽しんでから思い出すあたり、

私の記憶力はいい仕事をしているようです。

 

 

先日のメルマガで、3秒前にしたことも忘れてしまうことがある、と書いたところ、

「これはAIにはない、感情を有する人間だけの特権ではないかと思いますが

如何でしょうか」というコメントをいただきました。

 

加えて、「3秒前の出来事も忘れてしまうこと」で

幸せな時間が得られることもあると思います」とも。

 

娯楽を何度も楽しめるのは、まさに

「忘れてしまうこと」により得られた幸せな時間であるように思います。

 

 

AIにはない私の強み。忘れることは良いことだ!…というのはさておき。

 

意図的に忘れることはAIにはできない…のは確かなのですが、

擬似的にその状況を作る方法があることを思い出しました。

 

それは、データをランダムに、復元抽出する方法です。

 

袋に入ったボールを一つのデータだとしたとき、

 

袋からボールを取り出し(=データを取得し)、

 

そのボールを袋に戻し、

 

再び袋から取り出し…

 

といったイメージで、学習用のデータを用意することがあります。

 

 

全体的なデータが少ない時などに使うことがある手法なのですが、

ある意味、忘れているのと似ているのではないでしょうか。

 

とはいえ、人間が意図的にそのアルゴリズムを設定しているだけなので、

やはり、AIが自発的に忘れるのは難しいようです…。

 

 

山極綾子

 

 

P.S.

何度も見ていて、詳細まできちんと憶えている映画でも、

何度も楽しむことはもちろんあります。

 

具体的には、見るたびに新しい発見があって、楽しんでいます。

 

あ、ここでこの登場人物はこんなことしていたんだ。

 

こんなBGM入ってたんだ。

 

もしかすると、AIも、学習させるタイミングや環境で、

各データから得られる情報は変わるのかもしれません。

 

 

P.P.S.

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

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