やめられないとまらない(経営人事メールマガジン)

From:山極綾子

私がいうべき言葉は、“辞めます”。

この単語、それだけ。

久しぶりに行って、言う言葉がこれだというのはとても緊張するけれど、でも言うんだ。

毎月、全く行っていないジムにお金を払い続けるのは、もったいなさすぎる。

頑張れ。私。

私はかつて通っていたキックボクシングジムに乗り込み、大会の手続きをしようと、意気揚々とその扉を開けました。

そして私の口から出た言葉は「あ。すみません~。グループレッスンのスケジュールを確認したいんですけど~…」

退会しようと思って入ったはずが、その言葉とは全く別の、継続の意を示す言葉が、私の口からは発せられていました。

それもこれもすべて、トレーナーさんの笑顔が素敵なせいです。

私の名前を憶えてくれていて、笑顔で対応してくれたこと。

歓迎の意を示してくれたこと。

それが原因でした。

入って開口一番。

「こんにちはー!

…あれ!?もしかして山極さん!?

お久しぶりですねー!」

半年以上来ていなかったはずなのに、この先生は、私のことを覚えていてくださったのです。

独り暮らしを始めてから、このジムの系列店には行っていましたが、このお店そのものには一切来ていませんでした。

それなのに、すぐにわかってもらえるだなんて。

この時私は、自分なりに論理的に考えて、毎月のジム代や、ご時世を鑑みしばらくジムには行けないだろうことを思えば、ジムは退会すべきであると結論付けていたはずなのです。

ですが、トレーナーさんの笑顔に気圧され、私は、辞めるの一言が言えませんでした。

かなり固く決意したはずの私の心は、そのトレーナーさんの対応一つで、くるりと翻ってしまったのです。

自分をきちんと見てくれていることが、どれだけ嬉しいことなのか。

そしてそのことが、自分の考えにどれほど大きい影響を与えるのか。

身をもって体感しました。

世の中では、様々な人材管理ツールや、指導法が溢れています。

ですが、どんな方法を採用するよりも重要なことは、目の前の人ときちんと向き合うことなのかもしれません。

P.S.

どんなに一人一人と向き合おうと思っても、どうしてもすれ違ってしまうことが、たくさんあります。

そんな時は、お互いの考え方の違いに目を向けてみるのはいかがでしょうか。

もしかすると、同じ言葉を使っていても、同じことを考えているとは限りません。

がむしゃらに相手に向き合うことも重要ですが、その気持ちをサポートしてくれるツールがあれば、コミュニケーションはもっと円滑になるのではないでしょうか。

—————————————————————

【経営人事メールマガジン】

発行責任者: 山極毅(株式会社経営人事パートナーズ)

発行者住所:〒100-0005東京千代田区丸の内1-8-3丸の内トラストタワー本館20F

連絡先:https://keieijinji.co.jp/

メールアドレス: strategic-membership-program■■keieijinji.co.jp(■■を@に置き換えてください)

—————————————————————

↓バックナンバーはこちら↓

PC: https://04auto.biz/brd/BackNumber.htm?acc=keieijinji&bid=3

スマホ・ガラケー: https://04auto.biz/brd/BNMobi.htm?a=keieijinji&b=3

↓メルマガの新規登録はこちらから↓

PC: https://48auto.biz/keieijinji/touroku/scenario13.htm

スマホ: https://48auto.biz/keieijinji/touroku/sp/scenario13.htm

ガラケー: https://48auto.biz/keieijinji/touroku/sp/scenario13.htm