From:山極綾子
「お届け物でーす！」
届いたクール宅急便を開けるとそこにあったのは、大量の、しらす。
割と大きな私の手を広げても、覆えないほどの箱いっぱいに敷き詰められた、しらすたち。
凍っているため賞味期限等は気にしなくても大丈夫だとは思いますが、
それにしても、買いすぎました。
（写真ではしらすの量をわかりやすくお伝えしたくて、眼鏡を比較対象に置いています。…逆にわかりにくいでしょうか；；）
1人暮らしの買う量じゃないなあ、これ…。
どうしたもんか…。とりあえず、卵焼きに入れるか…。
美味しいしらすでしたので、消費するのに問題はないようで、一安心です。
そもそも、何でしらすを買ったかというと、“漁師さん応援プロジェクト”という、
漁師さんと消費者を直接つなぐ、通販サイトに【大特価】の文字と共に出品されていたからです。
このサイトでは、新型コロナの影響で飲食店からの仕入れが無くなり在庫が余ってしまった
魚介類を、消費者に直接販売する、というサービスを提供しています。
そしてその日表示されていたのは、釜揚げしらす、2kg、1760円。
しらすなんて、スーパーで買ったら、小っちゃいパックでも数百円普通にするじゃないですか！
これは安い！
…と、飛びつき購入したわけですが、数日後に届いたのは、想像を絶する量のしらすでした。
しらす2kgって、体積にするとこんなにあるんですね…。
きっと、普段からその量の食材を扱う飲食店さんにとってはわかりやすい指標なのだ
とは思いますが、初心者である私には、2kgを正しく想像することが出来ませんでした。
シンプルに表示しようと試みることと、実際に受け取り手が理解しやすいか、
というのは別問題なのだなあと思わされました。
ところで、同じようなことが、システム開発でも起きている可能性があります。
以前働いていた会社で、既存のシステムを新しいものに置き換える際の出来事です。
「この機能、きっと便利だから追加してみよう！」
「ここにボタンがあれば、使い勝手が向上するはず。」
私たち実務者の要望を聞き、システムの実装を行う方たちの方から、
このようなご提案をいただくことがありました。
しかし、それらの追加機能が使いやすかったかというと、正直に言って微妙なことが多かったのです。
実際の運用を経験していない人が考える“シンプル”と、
現場での使いやすさには、差があるものなのかもしれません。
山極綾子
P.S.
最近、似たことをレシピサイトでも感じます。
料理の工程を非常にシンプルに書いてくださっているレシピを見つけたのですが、
あまりにも簡略化されすぎていて、結局、我流の料理になってしまいました…。
単にシンプルが良い、と言うだけでなく、
実際に即したシンプルさが必要なのはどの分野でも変わらないのですね。
P.P.S.
美味しい魚介類を安く（大量に）購入したい方は、
よろしければこちらのサイトを覗いてみてください。
https://hanedaichiba.buyshop.jp/
おかげさまで、しばらくスーパーで魚を買う必要は無さそうです。
美味しい魚介類をたくさんいただきました！
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