From:山極綾子
最近、とても困ってることがあります。
それは、やる気が全然出ないこと。
言い換えると、集中力のコントロールが全然うまくいかないことです。
その理由は何だろうかと、自分なりに考えてみました。
夜遅くまで起きていること？
それとも、運動不足？
もしかして、エアコンの浴びすぎ？
…先月の電気代が先月比+4000円になっていたことはここだけの話です。
では、最近は常に困っているだけなのかと言うと、逆に、すごく嬉しいこともたくさんあります。
例えば、生まれて初めてやっているオンラインゲームが楽しいこと。
その中ではなぜか癒し系キャラとしての立場を確立していること。
最近の出来事や感じたことも私のアイデンティティの一部ですし、
それ以外にも、学生としての私や、社会人としての私もいます。
大学の共同研究先と話しているときは、学生と社会人の間かもしれません。
一口にアイデンティティといっても、いろいろな側面がありますよね。
アイデンティティといえば、最近、ハーバードビジネスレビューに、こんな記事が載っていました。
「働く親は自分のアイデンティティのすべてを仕事に持ち込もう」
https://www.dhbr.net/articles/-/7007
昨今の新型コロナウイルスの流行により、私たちの働き方ががらりと変わりました。
その結果、今までは職場では会社員としての顔以外を見せることに抵抗があった人も、
まず職場でのアイデンティティと、家庭でのアイデンティティが入り混じるようになりました。
そして、ここで生まれた変化をこれだけにとどめず、様々なアイデンティティが共有されるようになれば、チームのメンバーが安心感を持つことができ、生産性があがることが見込めるだろう。
また、共感を得ることで絆が生まれるだろうことも、最も大きな成果の一つである。
そのためにリーダーがすべきことは何か？
そんな内容についてまとめられていました。
お互いを理解することの利点の一つとして、どうしてこの人はこんな考え方をするのだろう？というのがわかるようになることが挙げられます。
どうしてこんな発言をするんだろう。
私の言っていることをわかってくれないんだろう。
例えば親友が相手であれば、苦労せずとも、お互いの考えの背景を察することが出来ます。
ですが、職場の人にいきなり、親友と同じレベルまで自分のことを開示することは、とてもハードルの高いことです。
自分自身を、そして相手を理解する一つの方法に、個性診断を行うこと、そして、相手との違いを認識することがあります。
お互いの違いが分かれば、相手の考え方の背後に潜む、考え方のくせを知ることが出来るからです。
アイデンティティを開示するためのStep1として、個性診断が出来ることは案外大きいのかもしれません。
P.S.
大学の授業でも、アイデンティティを開示することの重要性を感じました。
4人一組で半年間、議論を通じて何かしらのアイデアを出す授業があったのですが、その中のメンバーの一人が、ほとんど発言しないのです。
私がその人のことを良く知らないままであれば、きっと
「機嫌悪いのかな？」
「付き合いの悪い人だな」
そんな風に、ネガティブなイメージを持っていたに違いありません。
ですが、彼女は頭の中をゆっくり整理して、一歩引いた視点で考えてくれていました。
それが彼女の考え方のくせだったのです。
知っているか否かで、見え方が全然変わるのですね。
P.P.S.
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