自分の名前が付いたもの/人材版伊藤レポートって何?

 From:山極綾子

 

 

機械学習の手法を見ていると、いろいろとおしゃれな手法名がつけられていることがあります。

 

例えばattention。

 

Googleが開発した言語分析モデルで使われていて、

文章のどの部分にattentionするかを学習することで、より良い精度を出す手法です。

 

(最近では画像認識などほかの分野への活用も広がっています。)

 

他にも、Item2Vecという、対象のItemをto vector、すなわちベクトル化する手法があったり。

 

 

上の二つのような比較的何をしているかがわかりやすい手法も多いのですが、

名前だけではよくわからないものもしばしば。

 

例えばAIC、赤池情報量基準。

 

こちらは赤池さんが開発された、統計モデルの良さを図る指標です。

 

他にもカルバック・ライブラー・情報量という、二つの分布の類似度を測る指標は、

カルバックさんとライブラーさんが開発したために名づけられました。

 

開発者の名前が付くことはとても名誉なことだとは思いますが、

何をやっているのか、名前からは判断が難しくなってしまった気がします。

 

 

こういった「人の名前が付いたもの」は人事の分野でも存在しています。

 

それは、人材版伊藤レポート。

 

伊藤さんという方が座長を務め、経済産業省が出しているレポートだそうです。

 

どういったことが書いてあって、そこから何がわかるのか?

 

人事コンサルタントが解説してみました。

 

 

これからのキャリアを考えるヒントが隠されているかもしれません。

 

 

山極綾子

 

 

P.S.

この「人材版伊藤レポート」。

 

正式名称は「人的資本経営の実現に向けた検討会 報告書」という名前だそうです。

 

確かにどのようなものかはイメージしやすくなりましたが、

「人材版伊藤レポート」の方がとっつきやすいな、という気もします。

 

名前の付け方、難しいですね…。

 

 

P.P.S

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