やる気スイッチを探すには

From:山極綾子

 

 

自分の研究だと思うと…どうしてでしょうか。

 

いまいちやる気が出ません。

 

後輩の研究を一緒にブラッシュアップしよう!と思えば

頑張ろうという気持ちがすぐに沸くのですが、

なぜか自分の研究だと思った瞬間に、あったはずのやる気が消え失せてしまうのです。

 

 

とにかく実験しなくちゃ!

 

あ、でも、あの辺しばらく掃除してなかったし、掃除しようかなあ…。

 

我ながら、まるで宿題を後回しにする小学生みたいです。

 

今やらなくてもいいはずのことをふいにやりたくなってしまい、

肝心の研究に取り掛かるのがどんどん遅くなってしまいます。

 

それでも、何とかして、自分を奮い立たせなければなりません。

 

 

なんとか思いついた方法は「自分を後輩だと思って作業してみる」ことでした。

 

つまり「後輩の私」が書いたものを

「先輩の私」がブラッシュアップできるようにしよう、という試みです。

 

とりあえず適当にでも、たたき台を書き上げて。

 

後は、その文面を後輩が書いたものだと思ってコメントしていきました。

 

この方法、私にとっては大当たりでした。

 

もちろん、(ほぼ殴り書きで)最初に書いた文面はとても読めたものではありませんが、

一度内容チェックをすればある程度は改善しますし、

最終的に書き上げるまでの時間が大幅に改善してくれたのです。

 

最初の方法ではそもそも書き上げることが出来ていなかった気がしますから、

その効果を評価することすら難しいくらいに、有効な方法でした。

 

 

実は最初にこの方法を思いついた時は、ここまで上手くいくとは思っていませんでした。

 

とにかく試してみることが重要だったようです。

 

…そういえば、上司に対して気軽に「挑戦します!」と言った結果、

宣言した以上は実現する必要が出てしまって、逆に大変な目に遭ったこともありましたが…。

 

それも自分の成長のためだったと思えば悪くないものです。

 

 

それはさておき、データ分析においても「とりあえずやってみる」ことは

とても重要なことです。

 

ある程度の予測は立つかもしれませんが、それでも、実際にやってみなければ、

データと手法の相性は分かりません。

 

まずは試してみる!ことを、これからも続けたいなあ、と思います。

 

 

山極綾子

 

 

P.S.

振り返ってみると、自分を後輩だと思う方法でやる気が出たのはきっと、

私が「人のために何かをするのが好き」という感覚を持っているからだと思っています。

 

と言うことは、そもそも、今回思いついた方法は私に合っていた…?

 

人間の直観はかなり頼りになるみたいです。

 

挑戦も必要ですが、ある程度予測を付けてからやってみた方が、

時間やコストを下げることができるのだろう、と思います。

 

 

P.P.S.

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

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