To Doリストが終わらない（経営人事メールマガジン）

From:山極綾子

「今日やろうと思ってたことが全然終わってない！」

そんなこと、ありませんか？

私は最近、夕方になるといつもそう感じるのです。

エクセルに簡易的なTo Doリストを作成し、夜になるとその達成度合いを確認するのですが、
半分も取り組めていない日がたくさんあります。

私は今日一日、いったい何をしていたんだろう…。

としょんぼりしてしまうことも少なくありません。

実は、元々To Doリストは、仕事のために作成したわけではありませんでした。

コロナウイルスの影響で外出自粛をしようと思ったとき、
より効率的に毎日のご飯を管理しようと思ったのです。

冷蔵庫にあるものや、それらの賞味期限を鑑み、
美味しいうちに食べきれるように献立を考えることは、自炊初心者の私にはとても難しいことです。

ついつい、仕事や勉強中に、献立について考えてしまうことが増えました。

これではまずい！

どこかにメモとして書いておいて、脳のメモリを有効に使わなければ！

その解決策が、エクセルシートによる管理でした。

それを始めてから数日経ったある日。

これはもしかして、To Doリストも同じように管理をすれば、
もっと集中力が上がるのではないだろうか…。と思い立ち、
同じエクセルシートに“やること”行を追加。

今日はこれをやるぞ。明日はあれをやるぞ。

と、やるべきことを列挙していくことにしたのです。

果たしてその対策の成果は、一長一短でした。

まずいいこととしては、「何をしなきゃいけないんだっけ？」と考える時間が減ったこと。

そしてそれによって、集中力が上がったことです。

作戦通り！さすが私！

一方で、夕方にTo Doリストを眺め、落ち込むことも増えてきました。

そんな中、ハーバードビジネスレビューの中に
【「やることリスト」が片付かなくても罪悪感を抱く必要はない】という記事を見つけました。

記事はこちらから
https://www.dhbr.net/articles/-/6683

この記事の中には、「自分の限界を知る」「どこに重点を置くか熟考する」など、
その罪悪感を減らすための様々な手立てについて書かれています。

その中で、一番私の個性に合うなあ、と感じた項目が、こちらでした。

「自分の価値をチェック済みの項目数ではなく、貢献度で測る」

思えば、ある日には、後輩の質問に答えるため論文を探し回ったり、教科書を読んでみたり。

To Doリストは消化できなかったけれど、確かに、誰かに貢献していたような気もします。

明日からは、もともと予定していなかったことでも、きちんと何かの役に立ったことであれば
リストに追加して、ちゃんと自分の貢献度を評価してあげたいなあ、と思います。

そのことによって、少しずつでも、「全然終わってない！」というストレスが消えていくことを祈ります。

山極綾子

P.S.
一方で私の中には、「予定なんて立てなくていいじゃん！予定がないのが予定だよー！」
とのたまう自由な私もいます。

ですが、どう考えても、やるべきことを整理する時間と、やるべきことに集中する時間を分けた方が、
効率的なはずなのです。

いろんな自分と折り合いをつけていくこともきっと、大切なのですね。

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