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【直撃】EVのパイオニア日産が、あえて電池を手放したわけ

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【直撃】EVのパイオニア日産が、あえて電池を手放したわけ
今年1月のある週末、神奈川県横浜市の日産自動車本社から、クルマを走らせた。日産が昨年9月、7年ぶりにフルモデルチェンジした電気自動車(EV)、新型「リーフ」だ。次世代エコカーの本命として、いちは...

1999年、倒産寸前の日産で働いていて感じたこと。

前職で人事部長職にあったとき、新任課長向けの研修を1年に2~3回担当していました。

この研修は、リーダーが次のリーダーを育成するというコンセプトに基づき、現役の部長達が、自分の体験を元に次世代のリーダーと会社の理念を考えるというものでした。

この研修の中で、若手の課長さんからよく受けた質問があります。

それは、『何故日産は、会社の目標の一番に最初に利益目標が来るのか?もっと社会貢献的な課題を置くべきではないか?』というものでした。

この質問を受けるたびに、私は1999年に倒産寸前まで追い込まれた原因を、それ以前の出来事を交えて説明しました。

企業は、付加価値を創造して利益を生み出し、法人税という形で社会に還元するのも貢献であると。利益とは、お客様からの支持の証と考えるべきだと言いました。

ゴーンさんが着任する以前の日産は、まさに「理より情」の経営でした。その結果、もう少しで15万人を超えるグローバル従業員(当時)が路頭に迷うところでした。

「情より理」は事実をある面から見た時の表現です。私がこのニュースを読んで感じることは、「理なければ非情」な状況に、いつでも陥る危険があるということです。

意外な決断をした経営者は、時として思いもよらぬ評価をもらう時もあります。

少なくとも本件は、直近の競争力、将来の技術発展可能性、重要市場へのエントリーチケット、電池メーカへの資金供給、という複数の課題に対する答えとして、極めてリーズナブルでまっとうな決断だと思います。

企業は利益を上げ続けることにより、雇用を守り従業員の幸せな生活の基盤を作るという、「情」につながると思うのです。

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