ブログ

「毎年の新卒採用」は本当に必要か

thumbnail

NewsPicksに寄稿しました。フォローをよろしくお願いいたします。

「毎年の新卒採用」は本当に必要か (商業界オンライン記事一覧)
私の仕事は経営コンサルタントです。毎年この時期になると、「うちは30人です」「わが社は10人です」「おかげさまで昨年並みに採用できました」という経営者の喜びの声を聞きます。人事担当の方もようやく、今年の新卒採用の状況が見えて、あとは入社式へ向けて準備...

私の仕事は、『経営人事コンサルタント』ですが、この問いに対する答えは、『はい、もちろん必要』です。

新卒採用を長期間手控えた企業に、どのような変化が起こるのか見てきた者として、自信をもって採用すべきと答えたいです。

新卒採用抑制を継続すると、何が起きるでしょうか?

①人件費単価が上昇する・・・新卒を抑制しても人件費削減効果は微少です。もともと給与レベルが低いからです。一方で、従業員平均年齢は確実に毎年1歳アップします。これがボディーブローのように人件費固定費を圧迫します。

②将来の管理職候補層が薄くなる・・・例えば10年間新卒を抑制すると、2つの点で悪いことが起きます。最後の新卒層が33~35歳になったとき、彼らは部下をマネジメントした経験を持っていないことになります。管理職としての経験をしていないので、適任者がいなくなります。さらに、そもそもその後10年人がいませんから、合計20年管理職レベルが大幅に低下します。

③ノウハウの伝承が途切れる・・・なんだかんだと言って企業の屋台骨を支えている50歳台のメンバーから、後世に引き継ぐノウハウが途切れます。突発的に起きる緊急事態への対応力が大幅に低下します。

④職場全体が保守化する・・・この動きの激しい時代に、若い世代の視点が不足するということは、企業に目に見えないダメージを与えます。事なかれ主義が蔓延し、まだ見ぬニーズを具体化する柔軟な発想は失われる可能性が高いでしょう。

唯一同意できる点は、他社横ならび的に採用数を決めることは止めた方が良いというところです。

事業継続に必要な所要工数と、現在保有している稼働工数のバランスを、精度よくタイミング良くモニターしなければ、論理的な新卒採用数は決定できません。

このようなアプローチをとっている会社への警鐘としては有益な提案だと思いますが、実行は避けた方が良いでしょう。

ある意味タバコに似ているかもしれません。ゆっくりかつ確実に、組織に悪影響を与えるはずです。

本人は、それに気が付かない点も似ているかもしれません。

http://shogyokai.jp/articles/-/340

関連記事

  1. thumbnail 【直撃】日本男児のアンダーヘア処…

    NewsPicksに寄稿しました。フォローをよろしくお願いいたします。…

  2. thumbnail 「よく稼ぎ、よく使う」の両輪を学…

    NewsPicksに寄稿しました。フォローをよろしくお願いいたします。…

  3. st_2_thumbnail マスク氏、「モデル3」のもくろみ…

    NewsPicksに寄稿しました。フォローをよろしくお願いいたします。…

  4. thumbnail 女性が管理職に就くと、男性上司よ…

    NewsPicksに寄稿しました。フォローをよろしくお願いいたします。…

  5. thumbnail ポジティブ思考が採用につながる4…

    NewsPicksに寄稿しました。フォローをよろしくお願いいたします。…

  6. st_2_thumbnail ゴーン氏、仏ルノーCEO職を任期…

    NewsPicksに寄稿しました。フォローをよろしくお願いいたします。…

  7. thumbnail 日産とDeNAが実証実験、「技術…

    NewsPicksに寄稿しました。フォローをよろしくお願いいたします。…

  8. st_2_thumbnail 同僚の評価は客観的か? 匿名によ…

    NewsPicksに寄稿しました。フォローをよろしくお願いいたします。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. DSC_0756 (002)
  2. st_2_thumbnail
  3. st_1_thumbnail
  4. st_1_thumbnail
  5. st_2_thumbnail
PAGE TOP